家庭菜園ガイド
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家庭で育てるおすすめ野菜や、家庭菜園のコツをご紹介。
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トウモロコシ
(スイートコーン)
【トウモロコシ】果菜類 イネ科
メキシコからアメリカ北部が原産地で、まさに夏の家庭菜園の立役者。もぎたての新鮮な味は格別で、甘味の多いスイートコーンは最近特に注目されています。トウモロコシの主成分は「デンプン」ですが、疲労回復に良い「ビタミンB群」や、老化防止に働く「ビタミンE」も豊富。他にも、体内で合成することの出来ない必須脂肪酸のひとつで、コレステロール低下作用のある「リノール酸」が胚芽に多く、「食物繊維」は他の野菜や穀類と比べても多く含まれていることが特徴です。食べるときはしっかり噛んで美味しさを味わいましょう。
栽培スケジュール | じかまき露地マルチ栽培 種まき:4月中旬 収穫:7月中旬~下旬 |
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育ててみたい種類 | クリスピーキング |
連作障害 | あり。野菜のなかでは極めて少ないイネ科の作物なので、連作障害を避けるための畑のローテーションが最適です。 |
ポイント | 高温、多日照を好むので、日当たりの良い場所を選んで栽培しましょう。実入れを良くするにはある程度の株数をまとめて栽培すると効果的です。雄穂からでる花粉が雌穂の絹糸によくつくようになります。また吸肥力が強いので、前作の肥料が残っている畑の場合は畑を準備するときに肥料をまく必要はありません。 また、雌穂が出る頃から、アワノメイガの被害が心配されるので農薬及び耕種的防除に心掛けましょう。 |
畑の準備
種まきの1ヶ月くらい前に、石灰15~25g/㎡と化成肥料15g/㎡を畑全体にばらまき、よく耕しておきます。
種まき
種をまく5日前までにうねを作って黒マルチを張り、地温を高めましょう。マルチをしない場合よりも約半月生育が早まり、鳥害防止にもたいへん有効です。
種をまく時は、マルチに穴を開けてから行いましょう。
1列に長く植えるよりも、数列に分けて植えたほうが花粉のつきが良く、実入りの良いトウモロコシに仕上がります。
間引き
草丈が10~15cmに伸びたころに間引いて、1本立てにしましょう。
(最近の品種は美味しくなった分だけ種子代が高いので、間引きがもったいないと思われる方は、3月下旬からポットで苗を育て、5月初旬に畑に植えつけることをオススメします。)
追肥・土寄せ
霜の心配のなくなる4月下旬頃にマルチを外して肥料をまき、土寄せを行います。
雌穂の整理
茎の先端に雄穂が咲き、葉元に実となる雌穂がつくので、大きな雌穂だけを残して下のほうの小さな雌穂は取り除きます。 受粉時期以降の乾燥は実の先端不稔につながるので、うねの間にしっかりと水をあげるようにしましょう。
下のほうから出るわき芽は取り除かず、そのまま伸ばして葉に光合成をさせましょう。また、この頃は害虫(アワノメイガ)に注意が必要です。
雄穂の除去
受粉後(雄花出穂から10日後頃)に、害虫防止のため雄穂を取り除きます。取り除いた雄穂は畑の外に出しましょう。
収穫
雌穂の絹糸が出てから3~4週間前後が収穫時期です。絹毛が茶色に枯れ、粒が鮮黄色で艶が出てきた頃に、実を手でつかんで元からもぎ取りましょう。
JAむなかたのジュニア野菜ソムリエが教える『美味しい茹でとうもろこし』
茹でトウモロコシは基本の食べ方ですよね。ここではひと手間かけた美味しい茹で方をご紹介します。
+α 保存方法
トウモロコシは鮮度の低下が激しい野菜なので、早めに食べるのが美味しくいただくための条件です。保存する場合は、生のままよりも茹でてから冷蔵庫に入れておくことをオススメします。
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