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家庭で育てるおすすめ野菜や、家庭菜園のコツをご紹介。

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ニガウリ(ゴーヤ)

ニガウリ(ゴーヤ)

【ニガウリ】果菜類 ウリ科

熱帯アジア原産で、和名はツルレイシ、沖縄ではゴーヤ―と呼ばれます。独特の苦みが胃液の分泌を促して食欲を増進させ、ビタミンCに富み、カロテン、ミネラル、そして繊維質が多く、夏にピッタリの野菜。最近は窓辺を覆って夏の日ざしを和らげる「グリーンカーテン」としても人気です。
グリーンカーテン用には、実をつけずに葉の勢いをつける専用の苗も販売されています。またアサガオも育てやすくオススメです!

栽培のポイント

栽培スケジュール (種蒔き:4月下旬~) 植付け:6月~  収穫:8月中旬~
育ててみたい種類
  長さ 苦さ 肉厚 肌色 デコボコ
大長れいし 40~50cm 強い

弱い
普通

厚い
薄い

濃い
弱い

強い
グリーンれいし 25~30cm
沖縄あばし 20cm
連作障害 不可。3~4年はあけましょう。
ポイント 高温性のため露地で自然に発芽を待つと収穫が秋口になることがあります。種はポットまきにして、暖かい場所で苗を育ててから畑やプランターに植え付けましょう。

育て方

  • 苗づくり

    ①種を一昼夜ぬるま湯につけ、ポリポットに3~4粒まき1㎝ほど土をかけます。
    ②本葉2~3枚の時に1本立てにして、本場が4~5枚になるまで育てます。

    ポットの下の土は、排水が悪いと発芽前に腐ってしまいます。また、低温に弱く、生育がきわめて遅いので、ビニールトンネルなどを使ってできるだけ保温・加温すると良いでしょう。発芽適温は28~30℃と高温。発芽後も18℃に保ちましょう。

    苗づくり

  • 畑の準備

    完熟堆肥、石灰資材を定植の20日前までに畑にまきます。
    さらに定植の10日前くらいに肥料をまき、うねを作ります。

    土壌水分を多く必要としますが、過湿に弱いので高畦栽培が適します。また元肥は少なめにし、実が付いてから数回に分けて追肥をして成長を促します。

    畑の準備

  • 植え付け

    大切に育てた苗を植え付けましょう。受け付けた後は、株の周りに水をあげます。

    植え付け

    +@プランターで栽培する場合

    プランターは土容量32L以上のものを選びましょう。プランターに新しい土を利用することで、連作障害を気にする必要もなくなります。株間を30cm以上明け本葉が5枚くらいになったら、親づると小づる2,3本を伸ばします。また、本場が6,7枚の時に摘芯し、小づるを伸ばしてもよいでしょう。

    植え付け

  • 支柱立て・誘引

    地這栽培も可能ですが、支柱やフェンス、ネットを使って「緑のカーテン」にするのもオススメです。植え付けたら、親づるがネットの外側に出るように誘引し、つるを傷めないように、麻ひもなどで8の字に結びます。子づるはネット全体の隙間を埋めるように横に伸ばし、親ずるがネットの最上部まで届いたら摘芯します。

    支柱立て・誘引

  • 追肥

    ①第1回…親づるが50cm以上に伸びたころ化成肥料を株の周りに少量まきます。
    ②第2回以降…収穫盛りに入ったころ、化成肥料を2~3回まきます。

    追肥

  • 収穫

    8月ごろから収穫時期です。ニガウリの成熟は、果実の内部から赤色に変化して、その後短時間で黄色に変色します。過熟果の発生は高温期に多く発生するので、若い果実を収穫しましょう!

    収穫

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  • JA職員の家庭菜園豆知識

    ゴーヤーチップス

    おやつやおつまみにピッタリ!いろんな味付けでアレンジ可能!

    材料(3~4人分)

    ゴーヤー…中1本、小麦粉…大さじ1、塩コショウ…適量

    作り方

    1. ゴーヤーを縦に二つ割にして種とまた(周りの白いところ)をスプーンで削ぎ取り、塩をして5~6分程置きます。
    2. 水気が出てくるのでキッチンペーパーなどでふき取り、薄くスライスして塩コショウ、小麦粉をまぶします。
    3. 180度くらいの油で、ふちのデコボコがこんがりとするくらいまで揚げます。一度に大量に入れ過ぎないようにしましょう。

    ☆お子様にはカレー粉を混ぜると食べやすくなります。
    お気に入りのスパイスでバリエーションを楽しんでください。

    干しゴーヤー

    食べきれないほど実り、日持ちもしないので困った!そんなときは…

    作り方

    1. ゴーヤーを縦2つに切り、種とわたを取ってから厚さ2~3mmにスライスします。
    2. ざるや干物用のネットなどに薄く広げて、風通しの良い場所で乾燥させます。天気の良い日に一気に乾かすと色がキレイで、美味しく仕上がります。

    ☆使うときは、半日ほど水につけてもどしてから調理します。また、フライパンなどで茶色くなるまでから炒りし、ゴーヤー茶にして飲むのもオススメです。

    ☆保存がきくだけでなく、食感や見た目も変わり、苦味も少し和らぎます。

    食べきれないほど実り、日持ちもしないので困った!そんなときは… 干しゴーヤー 作り方 ゴーヤーを縦2つに切り、種とわたを取ってから厚さ2~3mmにスライスします。 ざるや干物用のネットなどに薄く広げて、風通しの良い場所で乾燥させます。天気の良い日に一気に乾かすと色がキレイで、美味しく仕上がります。 ☆使うときは、半日ほど水につけてもどしてから調理します。また、フライパンなどで茶色くなるまでから炒りし、ゴーヤー茶にして飲むのもオススメです。 ☆保存がきくだけでなく、食感や見た目も変わり、苦味も少し和らぎます。

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