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家庭で育てるおすすめ野菜や、家庭菜園のコツをご紹介。

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ニンジン

ニンジン

【ニンジン】根菜類 せり科

緑黄色野菜の代表種であり、カロテンが豊富でビタミンAも多く含みます。 カロテンの含有量はずば抜けて多く、英語名である「キャロット」はカロテンの呼称に由来しているほど。 昔から薬や食用として栽培され、細長い東洋系品種と太く短い西洋系品種の2種類に大別されます。 冷涼な気候を好みますが、温度適応性はとても幅広く、育てやすい野菜です。

栽培のポイント

栽培スケジュール 【初夏出】種まき(播種):2月~4月初旬 収穫:7月~8月中旬
【冬出 】種まき(播種):7月中旬~8月中旬 収穫:11月~12中旬
育ててみたい種類 【初夏出】向陽二号
【冬出 】新黒田五寸
連作障害 ネゴブセンチュウの被害に注意
ポイント ニンジンは雑草が早く伸びるので、除草も念入りに行いましょう。

育て方

  • 畑の準備

    種をまく20~30日前に畑に石灰と完熟堆肥をまき、石ころなどを取り除きながらよく耕しておきましょう。
    種をまく1週間前にうね幅60cmを取り、中央部に深さ20cmの溝を掘り、化成肥料と油粕を入れて埋め戻します。 高さが10cm程度で幅が60cmのうねにしましょう。

    畑の準備

  • 種蒔き(は種)

    うねに10cm~12cm間隔を開けて2列の浅いまき溝を作り、種をすじ状にまきましょう。
    その後、種が隠れる程度に土をかけ、軽く押さえます。

    冬出は種まき時期が高湿乾燥期になる為、降雨後や水やりをした後の適湿時に種をまきましょう。

    種蒔き(は種)

  • 間引き・追肥
    ・土寄せ

    葉数が少ないもの、大きさの揃ったものを残し、込みすぎたところを間引きましょう。

    1回目 本葉が2~3枚のとき 株間3~4cm
    2回目 本葉が3~4枚のとき 株間5~6cm
    3回目 本葉が5~6枚のとき 株間10~12cm

    追肥は2回行います。2回、3回の間引きの後に、列の間を耕し、追肥・土寄せを行いましょう。

    きちんと追肥・土寄せを行わないと、根が露出して根の上部が緑色になる(青首)になるので注意が必要です。

    間引き・追肥・土寄せ

  • 収穫

    根の直径が5~7cmくらいになり、肩の部分が横に張り出した頃が収穫に最適です。 目安は三寸系は発芽後60~90日、五寸系は100~120日、長根種は120~140日。
    収穫が遅れるとニンジンに亀裂が入ってしまうので、早めに収穫しましょう。

    収穫

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  • JA職員の家庭菜園豆知識

    ニンジンはセンチュウの害に要注意!

    ニンジンの代表的な病害虫はネコブセンチュウによる被害。発芽は正常でも、生育が悪く、葉は黄色くあせて伸びが悪くなり、被害のひどい株は枯れることもあります。 このような株を抜いてみると、根にたくさんのコブが見られます。このコブはネコブセンチュウの幼虫が作り出した細胞でそこから養分を吸って成長します。

    【対策】
    露地栽培では、輪作※が基本的に有効かつ効果的な手段。センチュウがあまりつかない作物(ほうれん草・タマネギ・らっきょう・レタス・ネギ)をニンジンの作付けの間に2~3作輪作を行いましょう。 薬剤防除は、1作限りなので、輪作を主体とし、薬剤防除は補助的に考えましょう。

    ※輪作:作物を一定の順序に周期的に交替させて作付けを行うこと。 同じ畑に作物を連作すると、その野菜を冒す病原菌や有害線虫が多くなったり、土壌の中の養分が不足したりして、野菜の生育が悪くなります。

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